おっぱい、ありがとう。⠀
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書こうとすると涙が溢れてきて
なかなか書けなかった卒乳のお話。⠀
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しくしく、じゃなく、わんわん。涙⠀
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でも大切な記録。
どこかに残したい、と、長々とこちらに。。
寝ている姿をみて
どんどん涙が溢れてきます。⠀
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我が家の場合、
『あ、今だ。』
と思い立って急遽決行したので、
『これが最後の授乳かぁ。。』
というのがなく
(あったらあったで目パンパンになるレベルで
泣けたでしょうが、、)
なので、
あれが最後の授乳だったのかなぁ、、
なんて考えると、本当に泣けます。
おっぱい咥えながらウトウトする姿、
もう見られないのか..と思うと本当に泣けます。
息子を産み、数時間後。
病室に移動して
フルフラットな状態で天井を眺めボーっとしていたとき。⠀
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帝王切開の後で麻酔も効いていて
お腹から下は感覚がなく身動きがとれず
ひたすらボーっとしていた、その時。⠀
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看護師さんがほわほわの赤ん坊をタオルに包んでやってきて⠀
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『おっぱいあげてみましょうか』⠀
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ほわほわで、さわったら壊れてしまいそうな
そんな小さな赤ん坊がおっぱいを近づけると上手に吸いついて⠀
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目も開いてるかどうか分からない顔で
開いてても見えてないだろうけど
おっぱいの香りがするのか?
柔らかいおっぱいが本能で分かるのか?⠀
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一生懸命口で探して
そして上手に吸い付いて
そのときのことをはっきりしっかりと覚えている⠀
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あれが、私と坊のおっぱい物語の始まりだった。⠀
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最初は添い乳がうまくいかなくてできなくて
夜中も毎回起き上がって授乳してたけどそれが辛くて
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何度も何度も練習をしてやっと添い乳ができるようになり⠀
それからというもの
雨の日も風の日もずっとおっぱいだった。⠀
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夫にはおっぱい依存症じゃない?と言われ
ネットや育児書にも色々書いてあるけど、⠀
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何故か全くぶれず
私たちはこれでいい。
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と思っていた。
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人の意見を全く聞かないところがあり
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食事に影響するからとか、
質の良い睡眠のためとか、
虫歯になるからとか、
2歳を過ぎての授乳に色々意見があるけど⠀
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それよりも母子の絆というか、
欲しいと言っている子が目の前にいて
まだまだ出るおっぱいがここにある。
だからあげる、私も息子もハッピーだから。
それ以外に何かある?⠀
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と、
本当に一度も断乳を考えたことがなかった。⠀
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だから本当におっぱいっ子だった。⠀
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色々分かるようになってからは、
長時間空いてのおっぱいタイムは、
おっぱいが見えた瞬間に
漫画のように目を輝かせて
キラキラした笑顔で飛び付いてきた。⠀
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幸せだったなぁ。
どれだけ泣いてても
おっぱいさえあれば
安心した顔で落ち着いていたし⠀
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おっぱいを咥えながら
うとうと眠りにつく顔が大好きだった。⠀
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この幸せがずっと続けばと思った
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何度も何度も何度も何度も⠀
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卒乳のことを想像して泣いた。
寂しい、嫌だ、⠀
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でも更に時が経つと、
もう未練ないな~
沢山おっぱいあげたもん。
いつ卒業してもいいよ~
なんて、思ったりもした。⠀
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ところがいざその時がくると、、、
驚くほどに、泣ける
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腕のなかでおっぱい咥えながら眠りにつく姿、
あれがもう見られないのかと思うと⠀
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授乳タイムは、
本当に、幸せな時間だった
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私の人生の中で一番と言っても過言ではないかもしれない。⠀
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それほど、尊い時間だった。⠀
これからも違う形でスキンシップは沢山できる。
でも、私と坊のおっぱいライフはもう二度と戻ってこない。
本当に、心の底から
大きくならないでほしいと思ってしまった。
でもこれは大きな一歩!
坊の成長。
喜びであり、お祝いごとである。
この子が成人するまでお世話をするのは20年もないかな?
その最初のたったの数年。
きっと人と比べれば2年間以上もおっぱいだったのは長いのかもしれないけど
私にとっては足りないくらいだったな。
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おっぱいいっぱい飲んでくれてありがとう。
幸せな時間を本当に本当にありがとうね。
大きくなったね。⠀
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おっぱいさんも、お疲れ様でした。⠀
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